「死因究明データの二次利用による「原因不明の死」等の病態解明と「次の死」の予防」

(国立大学法人 大阪大学研究倫理委員会 令和2年9月30日承認、 No.906)

1. 研究の対象

 2014年9月1日~2020年9月30日までに当教室にて法医解剖された事例の保管データ

 

2.研究目的・方法

本研究の目的は、2014年9月1日~2020年9月30日までに当教室にて死因究明を された方の各種データを二次利用して、死因別の比較統計解析を行って、死亡機序解明と診断マーカーを検討することで、不幸な死を予防したいと考えています。 本研究は当研究科のみで行う単施設後ろ向き観察研究です。各事例の保管情報から評価 項目を抽出・検討し死因別の比較検討を行って、特異的診断マーカーや死亡機序を明らかに し、不幸死の予防を検討します。本研究のために追加の検査をすることはありません。保管 情報から得られるデータのみを使用する研究ですので、ご遺族の同意を頂かずに、この掲示などによりご遺族へのお知らせを持って実施されます。 研究期間は研究機関の長の承認日(2020年12月)から2025年12月31日までです。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

情報:死因、年齢、性別、身長、体重、既往歴、発見状況、同居/独居、死亡時刻、 喫煙歴、飲酒歴等に加え、解剖検査所見、CT画像検査、自動血算検査、生化学検査、 免疫生化学検査、血液ガス検査、ウイルス検査、薬物検査、組織検査、ゲノム変異検査で

得られた保管データ

試料:なし

 

4.外部への資料・情報の提供 なし

 

5.お問い合わせ先 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、刑事訴訟法に抵触せず、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に 支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さ い。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて遺族の方にご了承いただけない 場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも死因究 明等の手続きに不利益が生じることはありません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

住所 565-0871 大阪府吹田市山田丘 2-2

E-mail: research@legal.med.osaka-u.ac.jp

事務局担当者 大阪大学大学院医学系研究科法医学教室 助教 中塚敏光

研究責任者     大阪大学大学院医学系研究科法医学教室 教授 松本博志